自分の夢は絶対自分で追いましょう

教える側から見て優秀だけど、「この子は本当はバスケもしたい」のがわかる子がいました。オーディションで落ちたその子が夜、泣きながら電話してきて「お願いすればまだチャンスはもらえますか?」と聞きます。後ろでお母さまが「そう聞いてみろ!」とはっぱをかけているのがわかります。有名になりたいのは、たぶんお母さまの夢。お母さま、その夢は自分が実行してください。「主婦業があるし、この歳でとても無理」と思うでしょう。でもお子さんは現在、「学校があるし、まだ中学生だからとても無理」なんて絶対言えない世界に立たされているのです。だからお母さまも言い訳せずに自分で挑戦しましょう。そして子供には子供が本当にやりたい事を、一緒に探してあげて。親ならば、進路を選ぶのに「子供のしあわせ」って基準で考えられるから。

私のように仕事として彼女たちと向き合うと、それができなくて残念だから。

彼女たちの未来に+1!


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